大嫌いな母に感謝していること
母親のことが大嫌いではあるが
そんな彼女に対して感謝していることがある。
私は中学生の頃から家を出て暮らすことを切望していた。
母は腹が立つと、私が気に入っていた物でも親が買ってやった物だからと取り上げようとした。
故に
欲しい物は自分で稼いで買う。
自分の生活は自分で、自分の居場所は自分で作り、誰からも出ていけと言われない生活をする。
そう決めて、実行して来た。
お陰で、自分で人生を切り開く力を身に付けられた。
自分で稼いで買った物は誰にも取り上げられることはない。
自分で借りた家は誰からも出て行けと言われない。
何かあれば自分でやれば良い、
それを身につけられたのは、やはり母のお陰だと思う。
私がやる事を先回りしてやり、ことごとく私の行動を把握し、時に甘やかし自分がいないと何も出来ないような娘に育てる、私を支配するためにしていたことが、逆に私を強くする源になった。
感謝しかない。
現在私は無職だ。
夫が私の生活の基盤を支えている。
実はこれが私の心の奥底を不安にし、親と縁を切ることへの足枷になっているのではないかと思い始めた。
最終的に親に金銭的に甘える日が来るのではないかと感じていて、縁を切ることに躊躇をして来たのかも、と。
だから私も稼ぐ道を探る。
そして稼ぐぞ。