in my case

自分のモノサシで測り、自分の目線で見た、50代を迎えた私のあんなことこんなこと

あれから20年ちょっとが過ぎて…(身体の変化)

子宮と右側の卵巣と神経とリンパ節をとると、内臓の配置が少しづつずれる感じがする。

 

術後すぐになるべく動くように言われる。

昼間は身体に何本の管が繋がれたままの状態で痛みやふらつきに耐えながら、早く元気になりたい一心で病室や廊下をとにかく歩いた。

夜もなるべく寝返りを打つようにした。

腕にもお腹にも背中にもあったかな…とにかく色んなところに管が繋がれているので寝返り一つ打つのも大変で、その上お腹の中に違和感がある。

 

なんとなくいつもと違う場所にいる内臓たちが、落ち着かないでいるそんな感じがした。

 

兎にも角にも、入院中にもかかわらず私はよく歩いた。

パジャマのまま点滴を引きながら病院の外を歩いたり、

身体を動かせば、元のようになれると思っていたんだと思う。

 

しかし、沢山歩けど内臓の違和感はなかなかなくならなかった。

 

術後の後遺症のような症状は、人それぞれだと思いますが

私の場合は、排尿と排便が腹圧式になったのと足の軽い浮腫み、そして快便だったのに便秘になったことが1番の変化でした。

足の浮腫は酷くはないので、よく歩くことと家で着圧のソックスなどを付けてケアをすることで対応できています。

 

排便は術後からずっとずっと苦労をしています。

腸はそれまでと同じように働くので肛門のところまで便はやってくるのに、それを出すことが出来ない。

本来なら直腸に便が貯まると脳に便を出すように指令を出し、その指令が直腸や肛門に届き伸縮させることで便が出るんだと思うのですが…

脳からの指令を伝える神経を取ったのか損傷して働かないのか、どこにどう力を入れていいのかわからず便が出ない。

 

術後間もない頃はお腹に力を入れることもできず、たかだかうん◯を出すだけなのに、思うように身体が動かず

トイレで泣いて、涙が止まらなくて、

病気を手術で直したけど、それで終わりじゃなくてそこからが始まりなんだと、『癌になる』ってことをトイレの中で噛み締めた術後すぐの日々。

 

この苦しみの対処方法は、別の記事にして書き残したいと思います。

 

排尿は、まだ若かったこともあり尿意がないこと以外はここ最近までは全く問題がありませんでした。

水分をしっかり取る、数時間に1度トイレに行って腹圧で尿を出す。

時々尿が溜まっていることがわからず、くしゃみや咳をしてちょい漏れになることはよくありましたが、私にとってはあまり問題ではありませんでした。 

今年の9月までは…

 

9月のある時、急に尿意が出て、それも常に、これはかなりの問題で。

これも詳しくは別の記事で。

 

卵巣が1つしかないので、更年期障害が酷いんじゃないかとか、早いのではないかと思いましたが、多分普通の更年期障害だったと思います。

まー普通っていうのもわかりませんが…

 

子宮がないのと間質性肺炎の治療でステロイドを服用しているので、骨粗しょう症になる可能性が高いと思い、カルシウムを取ったり陽に当たったりと言うことはずっと意識していますが、今のところ骨密度は若い子と変わらない値で問題なし。

 

最近は老化に伴い身体の変化があちこち出て来ましたが、子宮を取ってなくても大なり小なりあると思うので、気になる術後の身体の違いはこんな感じでしょうか。

 

術後すぐの時はもっと色々と身体の変化があったでしょうが…

20年以上経っても私を苦しめている変化がこれくらいだと言うことかな。